加賀友禅とは?

加賀友禅は、石川県の金沢を中心に広まった国指定の伝統工芸品です。
臙脂・藍・黄土・草・古代紫の「加賀五彩」と呼ばれる5色で構成され、京友禅と比べると、落ち着いた色味が特徴です。
「ぼかし」や「虫食い」などの技法を使い、草木や古典をモチーフにした絵画調の模様で、描かれている花は小さ目です。
京友禅は内側からぼかしているのに対し、加賀友禅は、外側から淡くぼかす「先ぼかし」が用いられています。
また、京友禅とは違い、金箔や刺繍は使用せず、手描きだけで模様を作っています。

 

加賀友禅の買取相場

加賀友禅は伝統工芸品としても有名で、高級着物なので、状態が良ければ高く買い取ってもらえることが多いようです。
加賀友禅の買取相場額は約3万円〜20万円と言われています。
着物の保存状態、素材の価値、落款・証紙があるかなどで査定額はかなり変動します。
歴史的価値が認められる物はなんと数百万円の値段がつくこともあるそうです。

 

加賀友禅の落款について

加賀友禅の着物に押されている烙印を「落款」といい、「作家が仕立てた証」という意味があります。
似たようなデザインの着物を見分け、誰が作った物なのかが分かるようにこの落款が付けられるのです。
買取の際、落款や証紙があると、その着物の品質を証明できるため高額査定が期待できます。
知名度の高い加賀友禅の場合は、落款や証紙がなくても買取してもらえるお店もありますが、査定額は下がってしまう可能性もあります。

 

https://kimono-kaitoriten.com/

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